ひきこもりの大学生がマッチングアプリを始めてみた。
あまりにも普段の生活で出会いがなくて、ふと思い立ってマッチングアプリを始めてみた。
21歳にもなって今までほとんど恋愛経験がなく、男性に対する免疫がないので焦る気持ちがあり、ついに手を出してしまった。
私はアナログな人間で、同年代の人間は大多数がやっているインスタグラムも抵抗があり、使っていない。マッチングアプリに関しては、危険な目に遭うかもしれないという、強いマイナスイメージがあって、完全に偏見だけどアプリをやっている人は全員信用できないとまで思っていた。
そんな私がなぜかマッチングアプリを始めた。
3月から調子が上向いた。それによって、ダイエットを続けることができて、過食で急激に増えた体重を10kg落とすことができ、自分に自信が戻ってきたからかもしれない。
とりあえずネットで調べてみて、会員数が多いアプリを始めた。
私の携帯に自分の顔のアップの写真など存在しないので、アプリ用にメイクして着替えて、家で写真を撮った。加工もしたかったけど、その辺の知識がなくてどうすればいいのかわからなかったから、顔が綺麗に見える角度でノーマルで撮った写真をプロフィール画像に設定した。
アプリを始めたての人には初心者マークがつくらしい。
新人は人気があるのか早速1日で150くらいのいいねが来てびっくりした。
自分が男性から見て魅力がある女なのか皆目見当がつかなかったので、とりあえず顔写真は悪くなかったのだと少しだけホッとした。
さて、問題はここからである。150以上あるいいねを一人ずつ確認していく。当然だが相手が設定した写真と自己紹介文しか判断材料がないため、顔がタイプかそうじゃないか、プロフィールの情報(身長・職業・年収・文章など)が胡散臭くないかどうかで見極めていく。
いきなり23人とマッチングしてしまった。こんなに扱いきれん。困惑。
とりあえず待つ。
少し時間が経つとマッチした相手12人からメッセージが届いた。
「初めまして!マッチできて嬉しいです」みたいな。
ついに始まってしまった。どうしたものか。
とりあえず無難にメッセージを返す。
「こちらこそありがとうございます!よろしくお願いします!」
挨拶しただけで4人から返事が来なくなった。おや。
残ったのは8人。簡単な挨拶のあとに
No,1「彼氏はどのくらいいないのですかー?」 いきなり!?
No,2「写真見て素敵だと思っていいねしました!」 なんか褒めてくれた
No,3,4「どの辺に住んでるのですかー?」 それ知ってどうする!?
No,5「(私のプロフィールの趣味) 〇〇好きなの一緒です!」 あ、話合うかも
No,6「なんて呼べばいいですかー?」 偽名使うべきか?
No,7「いきなりなんですけど電話したいです!」
会ったことないのに電話は無理や (男性と電話なんてしたことない)
No,8「返信ありがとうございます!」 感謝された
続く。
【日記】12月21日 LECに行った日
10時45分起床。
りんごを食べる。
外出するので、メイクして、髪も整える。
昼食。鍋焼きうどんにお餅トッピング。時間的にゆっくり食べられないのに、激熱で苦戦する。身体があったまる。
着替えて電車に乗ってLECに向かう。目的は公務員試験対策の受講相談。
もう大学2年の冬だし、公務員を目指すならそろそろ試験対策をしないとなと思い、調べたところ、LECにたどり着いた。
駅からの道で少し迷う。早めに着くようにしておいてよかった。
時間ぴったりに到着。
受講相談を1時間ほどする。
地方上級の一般職か、地方上級の福祉職か迷っていたけど、大学で社会福祉士と精神保健福祉士になるための勉強をしていて、その資格を取るつもりなので、福祉職の公務員を目指すのがいいかなという結論。そうすると専門科目が社会福祉学からの出題になって民法とか経済とかやらなくて済むみたい。
私は障害者手帳を持っているので、障害者枠でも受験できる。でも、精神障害者は身体障害者と違ってパフォーマンスが安定しないので、雇用主側からは敬遠されると聞いたことがあって不安が大きい。双極性障害であることを表明して受験したら、不利になる気がするから、できれば病気は隠して就活したい。
持病のこともあって、試験対策を継続してできるのか、仮に採用されて毎日働けるのかは自信がない。だけど、突き進むしかないという気持ちでいる。
受講相談のあと、合格者アドバイザーさんと30分ほど話した。感じのいい人で話しやすかった。
LECを後にして、本屋さんに向かう。社会福祉士・精神保健福祉士試験対策の本に目を通す。色々スマホで調べながら悩んだ結果、中央法規のものにする。重いから、帰宅してからAmazonで注文することにする。
ちょうど仕事が終わった母と待ち合わせて一緒に電車で帰る。
今日のことを話す。
母に、履歴書を書いて提出するから、高校も大学も通信な私は試験に受かっても採用されない可能性もあるよと指摘される。面接でなぜ通信にしたのかは必ず聞かれるから、正直に答えたら、この人は採用しても毎日働けるのかなって懸念されるかもしれないとのこと。
確かになと思う。受講相談を終えて満ち溢れていたやる気が、行き場をなくす。母には、1年くらいどこかの社会福祉法人に就職して、働けるという実績を作ってから公務員試験を受けてもいいのではと言われる。
父も母も、私が毎日フルタイムで働けるのか懸念している。私も不安しかない。
それでも就職はしたいし、公務員になりたい。とりあえず頑張ってみたいという思いが強い。でも、この勢いでこのまま突き進んでいいものかと悩む。
健康な身体なら、思いっきりやりたいようにやれるのになと思う。
ぐるぐる考えながら、帰宅して夕食。
お風呂に入って就寝。
【日記】12月19日 バイトに行った日
11時半起床。薬を入れ替えていて、量を増やしたばかりだからいくらでも寝られる。
すぐに昼食。焼きうどん。
またベッドへ。バイトのギリギリまで眠る。
アラームに起こされる。
顔を洗い、歯を磨いて、メイクする。
行動を始めれば、気持ちもついてくる。
準備をしていくなかで、やる気が出てくる。
バイト。何事もなく終了。
帰宅して夕食。16日からの過食がやっと落ち着いたので、セーブしながら食べる。
生理前だし、食欲がコントロールできないのはしょうがないと自分を慰めていたけど、まだ生理はこない。
CDTVのスペシャルを観る。SixTONESかっこよかった。
お風呂に入る。JO1の出番に間に合った。かっこよかった。こっちもファンクラブに入ろうか悩む。
薬を飲んで、ベッドへ。TVerでM-1グランプリを観る。金属バットが推しだったため、好きなコンビが出ていない。さや香が一番よかった。観ていくなかで「これだったら金属バットの方が面白かったやん」と何回か思う。残念。
最後まで観て、就寝。
【日記】12月13日 井上尚弥選手の4団体統一戦を観に行った日
11時40分起床。りんごを食べる。
すぐに昼食。昨日バイトでもらったパンを食べる。ダイエット中なので1つだけ。
メイクして準備する。
父がギリギリまで仕事をしてから行くというので、先に家を出る。
席についたときには、6試合のうち3試合が終わっていた。
4試合目を観る。
隣の席の人が、お酒をたくさん飲んでテンション高めだったので、井上選手の試合のときが不安になる。
5試合目の途中で父が到着。
いよいよ井上選手の登場。爆音で音楽が流れ、リングが照明で囲われる。
緊張して、手に汗をかく。ドネア戦の時のような、圧倒的なKOを期待して観る。
試合スタート。
バトラー選手は守りに徹して、なかなかパンチを放たない。
井上選手が何度も挑発。手を後ろに回して挑発しても、バトラー選手はガードを崩さず、打ってこない。
会場からは野次が飛び交う。「尚弥KO!」「バトラー金返せ!」の声も。
井上選手の言葉通り、長期戦になった。守りに徹するバトラー選手に井上選手は攻め続ける。じりじりとした、嫌な時間が続く。
会場全体が判定も覚悟するムードのなか、11Rの開始直前、ゴングが鳴る前に、井上選手がステップを踏み、パンチのコンビネーションを打ってみせる。ギアを一気に上げた感じがした。
開始後、左右のフックとボディをバトラー選手の側頭部に当てて、ぐらつかせ、怒涛のラッシュ。会場が盛り上がる。
ついにバトラー選手がダウン。レフェリーが試合を止めた。
井上選手が見事KOで勝利し、日本人初、世界史上9人目の4団体統一王者になった。
判定になるかと思ったけど、あそこでしっかりと決めきるところが井上選手の強さだと思った。
父と「よく決めたよね、すごいね」と言い合う。
ちなみに隣の席の人は、入場から国家斉唱は、うるさいくらいに盛り上がっていて迷惑だったけど、試合が長引くと途中で寝ていた。何をしにきたのかわからない。
試合後のインタビューで、井上選手は(バトラー選手が弱腰で守りに徹したため)
「みなさんに長く僕のボクシングをお届けできた」と会場の笑いを誘う。
会場の外に出ると、もう号外を配っていた。1枚もらう。
スーパーバンタム級への転向を明言した井上尚弥選手。今後も楽しみ。また試合を観に行けたらいいなと思う。
帰宅。急いでお風呂に入って、薬を飲んで就寝。
【日記】12月11日 のんびりした日
9時に起床。柿を食べる。
昼食までごろごろ。
お昼ご飯。ダイエット中なので、高菜のおにぎりを一つだけ食べた。
この前のFNS歌謡祭の録画をとばしながら観る。
パソコンで調べ物。公務員試験について調べる。予備校の資料請求をする。
そろそろ本腰を入れて勉強した方がよさそう。頑張らないと。
夕食は餃子鍋。ダイエット中なので、白米は少しだけ。
少し寝る。
だるい体をむりやり起こして、お風呂に入って、薬を飲んで就寝。
【日記】12月10日 苦手な人との関わりかたを考えた日
9時半ごろ起床。柿を食べる。
今日は両親がオペラを観に行ったので、妹と二人。
昼食は、少し前に妹と新大久保で遊んだ時に買った、インスタントのキムチラーメン。妹が作ってくれた。美味しかったけど、私は辛ラーメンの方が好きだった。
後片付けは私。食べ終わってすぐに洗い物を済ませる。
バイトの時間までダラダラ。
妹は予備校に行って勉強すると言っていたけど、結局寝ていた。
ドラマ「とんび」の第1話を途中まで観る。
音楽をかけながらメイクする。
今日はピンクメイク。ラメをたくさん使った。
バイト。今日は、私が少し苦手なAさんと一緒だった。
Aさんは、あまり空気を読まないタイプで、店長の機嫌とか気にせずに、どんどん無邪気に話かけるから、ひやひやする。店長が明らかにめんどくさそうに返事していても、気にせずに、話しかけ続ける。
あと、閉店後に残ったパンをもらうときに、私のことを気にせずに自分が取りたい分だけさっさと取ってしまうこともあった。他のバイトさんと一緒の時は、お互いに譲り合って、同じ種類のパンが2つあったら、1つずつもらうけど、Aさんは、そういったことを気にせずに、一人で全部持っていってしまう。Aさんと一緒のときは、食べてみたかったパンが残っても、全部取られてしまって、悲しい思いをすることが結構あった。
一度やんわり私が指摘したことがあって、そのあとは少しだけましになったけど、自分が優先なのは変わらない。
バイト終了後、入金に行ったときにAさんに、(同じバイトの)Mさんは気が使えないと愚痴を言われた。私は好きな人だったから、適当に相槌を打った。
一度苦手だとわかると、その人の一挙手一投足にイライラしたり、嫌悪感を感じたりしてしまう。「人は、その人らしく振る舞う権利がある」ということを忘れてはいけないと改めて思った。
自分が苦手だと思っていたとしても、それを態度には出したくないと思う。
あからさまに悪意を向けられた場合は別だけど、Aさんは悪意があるわけではないと思うし、私が嫌だと思うことは、あくまでも私の意見であってそれが絶対ではない。
自分の感じ方がすべてだと思うと、他人を尊重できなくなってしまう。
自分が他人を排除したり、差別してしまったりする可能性が常にあるということを自覚して、気をつけたいと思った。
そのうえで、何が嫌なのか考えて、必要ならその嫌なポイントだけを伝えたりするといいと思った。苦手だからって、その人自体を全部否定したりしないようにしたい。
帰宅して夕食を食べる。
妹が「気分転換にゲームしたい」というので、一緒にマリオパーティーをする。
結局私が勝って、妹がモヤっとして終わった。
お風呂に入って、薬を飲んで、就寝。
【日記】12月9日 一人でショッピングした日
8時に起床。フルグラと柿を食べる。
身支度を整えて、出発。
脱毛をしにクリニックへ。
毎回、顔の脱毛も勧められるけど、そんな予算はないので毎回断る。
1時間ほどで終了。
過食が続いたせいで5kg太ってしまい、ダイエット中なのでお昼は抜こうと思っていたけど、お腹が空いてしまい、悩んだ末にパスタ屋さんに入る。
ランチセットのカルボナーラを注文。ボリュームがあって美味しかった。
食後にゆっくりコーヒーを飲んでから店を出た。最近になって、やっとコーヒーを美味しく感じるようになってきた。
冬服を買いたくてショッピング。
いつも服を買っているお店で、ショート丈のニットとロングのプリーツスカートを購入。服も好みだし、ここのお店の店員さんの雰囲気も好き。服を選んでいる時に声をかけられるのは苦手だったけど、このお店なら大丈夫。可愛い服が買えて、満足。
別のお店で、ブルーの素敵なワンピースを見つけた。買おうと思って試着してみたけど、私にはあまり似合わなかった。残念。
他にも色々なお店をまわって、最終的に余ったお金で可愛いピアスを3つ買った。普段使いできるピアスを探していたから、嬉しい。
どこかでお茶したい気持ちもあったけど、我慢して帰路につく。
父に夕飯の買い物を頼まれていたので、一度帰宅してから、暇そうな妹を誘って近くのスーパーへ。
妹がコスメを買うというので、私も物色。最近顔の赤みが気になるので、赤みを抑えるための緑のコントロールカラー。それと、試しに化粧水を変えてみることにした。美容液とセットで買った。
父が20時までミーティングだったので、妹と先に夕食を食べた。
お風呂に入って、今日買った化粧水と美容液を試してみた。いい匂いだった。少しつっぱる感じがしたけど、継続して使っていこうと思う。
ベッドに入り、YouTubeで「Team Cam」(サッカー日本代表の動画)を見てから就寝。